ジュエリーに携わる仕事

ジュエリーに関わる仕事がしたい、と思った時、
何を学べばいいのだろう・・・と思うことでしょう。

ジュエリーに携わる人々は、本当に様々なことを学んでいます。
あまりにも広範囲な知識が必要なので、色々な分野で【分業】されています。
以下、簡単ですがその「職業」を書き連ねてみます。

販売員。
 一番お客様に身近な存在。
 求められることは、商品知識と接客力と人柄。
 ただ売ればいいというものではありません。
 お客様がなにを求めているのか、受け止めて提案・アドバイスできるようになること
 が重要。時には市場を読み取り、企画して、制作側へ提案することもあるでしょう。
 売る人がいなければ、お店は成り立ちません。とても重要な役割です。

  ジュエリーアドバイザー・ジュエリーコーディネーター

デザイナー
 市場のニーズに応える。企画する。提案する。
 または独自の世界を展開する発想力が必要。
 ショップの顔であるデザインを展開していく。描画技術と商品知識が必要。

 商品企画をするデザイナー・接客も兼ねて直接、ご要望をお伺いするデザイナー
 作家的位置づけで、そのショップの顔となるデザイナー

職人(貴金属装身具技能士)

 技術は昔ながらと進化の融合。
 手仕事でありながら、工具・機械の技術も習得しつつ。
 全ての作業を一人で行う場合と、工程によって職人が変わっていく分業が行われます。
 金属に関する知識はもちろん、ある程度の宝石の知識を持って、石を保護しながら
 制作したり石留めしたり、という技術が必要です。

 貴金属加工・CAD・WAX・鋳造・研磨・石留め・彫り・メッキ など

宝石鑑別士
 科学的に石を検査し、石を判断する。
 鑑別機関は販売店とは異なる第三者機関であることで、信用を保っています。
 企業内では、宝石仕入れなどにも携わることが出来ます。
 鑑別・鑑定の勉強をし、資格を取った人だけが鑑別士を名乗ることができます。

 上記以外にも、
 素材を扱うパーツ専門業者、宝石研磨加工専門業者、チェーン専門業者、
 空枠専門業者、工具・機械販売業者、メッキ専門業者・・・

 一つの会社に、色々な部門を持つところと、技術的なところは外注するところ、
 会社によって様々ですが、会社同士は自社で足りない分野は他社と協力し合って
 成り立っています。

 また、会社に入ったら、専門のことだけをしていればいいという状況は少なく、
 スタッフで協力して仕事を進めていきますので、専門知識以外にもパソコン、
 一般常識、ビジネスに関する知識、経理、などなど、なんでも吸収する努力が必要
 です。

 それから、作家活動をして独自で展開している人も多くいらっしゃいます。
 でも、その方々も色々な業者さんとつながっていくことで、仕事の幅が広がっていき
 ます。

 まずは好きな分野から学ぶことをスタートさせて、それから徐々に広げていくことが
 大事だと思います。

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